RubyGems - rroonga - Versions diffs - 2.0.0-x86-mingw32 → 2.0.1-x86-mingw32 - Mend

rroonga 2.0.0-x86-mingw32 → 2.0.1-x86-mingw32

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data/vendor/local/share/doc/groonga/ja/html/tutorial/introduction.html CHANGED Viewed

@@ -30,7 +30,7 @@
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-    <link rel="next" title="4.2. ネットワークを通じた利用" href="network.html" />
+    <link rel="next" title="4.2. リモートアクセス" href="network.html" />
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   </head>
   <body>
@@ -45,7 +45,7 @@
   <div class="other-language-links">
     <ul>
-      <li><a href="../../../en/html/tutorial/introduction.html"><img src="../_static/us.png" alt="English"></a></li>
+      <li><a href="../../../en/html/tutorial/introduction.html"><img src="../_static/us.png" alt="English">English page</a></li>
     </ul>
   </div>
 </div>
@@ -58,7 +58,7 @@
           <a href="../genindex.html" title="総合索引"
              accesskey="I">索引</a></li>
         <li class="right" >
-          <a href="network.html" title="4.2. ネットワークを通じた利用"
+          <a href="network.html" title="4.2. リモートアクセス"
              accesskey="N">次へ</a> |</li>
         <li class="right" >
           <a href="../tutorial.html" title="4. チュートリアル"
@@ -78,36 +78,36 @@
 <p>groongaには、Cのライブラリとして使用する方法と、groonga実行ファイルを通して使用する方法があります。本チュートリアルでは、groonga実行ファイルを使用する方法について説明します。groonga実行ファイルを使って、データベースの作成・操作・サーバの起動・サーバへの接続などの操作が行えます。</p>
 <div class="section" id="create-a-database">
 <h2>4.1.1. データベースの作成<a class="headerlink" href="#create-a-database" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>以下のようなコマンドを実行すると、データベースを新規に作成することができます。</p>
+<p>groongaユーザへの第一歩はデータベースの作成です。まずは以下の書式をご覧ください。</p>
 <p>書式:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>groonga -n DB_PATH_NAME
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>groonga -n DB_PATH
 </pre></div>
 </div>
-<p>-nオプションは、データベースを作ることを指示します。DB_PATH_NAMEには、新しく作成するデータベースのパスを指定します。指定されたパスが既に存在するときはコマンドが失敗するので注意してください。</p>
-<p>上記コマンドは、データベースを作成してから、コマンドの入力を受け付ける対話モードに入ります。Ctrlキーを押しながらdキーを押すと、対話モードから抜けることができます。</p>
+<p><cite>-n</cite> オプションは、データベースの作成を指示します。DB_PATHは、新しく作成するデータベースのパスを指定します。データベースは複数のファイルによって構成されるため、正確には、データベースの入り口となるファイルのパスとして使用されます。また、データベースを構成する他のファイルについては、DB_PATHがパスのプレフィックスとして使用されます。指定されたパスにファイルが存在しているときは失敗するので注意してください。</p>
+<p>上記のコマンドは、データベースを作成してから、コマンドの入力を受け付ける対話モードに入ります。Ctrlキーを押しながらdキーを押すと、対話モードから抜けることができます。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>% groonga -n /tmp/tutorial.db
-&gt; Ctrl-d
-%
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>% groonga -n /tmp/groonga-databases/introduction.db
 </pre></div>
 </div>
+<p>データベースを作成に成功すれば、/tmp/groonga-databases以下にデータベースを構成するファイルが配置されます。</p>
 </div>
 <div class="section" id="operate-a-database">
 <h2>4.1.2. データベースの操作<a class="headerlink" href="#operate-a-database" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p>以下の書式は、既存のデータベースを操作する方法を示しています。</p>
 <p>書式:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>groonga DB_PATH_NAME [COMMAND]
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>groonga DB_PATH [COMMAND]
 </pre></div>
 </div>
-<p>操作対象のデータベースのパスをDB_PATH_NAMEに指定します。</p>
+<p>DB_PATHには操作対象のデータベースを指定します。指定したデータベースが存在しないときは失敗します。</p>
 <p>COMMAND が指定された場合、COMMAND を実行した後、実行結果を返します。指定されなかった場合には、対話モードに入ります。対話モードでは、標準入力からコマンドを読み込み、順次実行します。本チュートリアルでは、対話モードを主に使用します。</p>
-<p>それでは、statusというコマンドを実行してみましょう。statusコマンドは、groongaの実行状態を返すコマンドです。</p>
+<p>それでは、 <a class="reference internal" href="../commands/status.html"><em>status</em></a> コマンドを実行して、groongaの実行状態を確認してみましょう。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>% groonga -n /tmp/groonga-databases/introduction.db
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>% groonga /tmp/groonga-databases/introduction.db
 &gt; status
-[[0,1322616280.40348,0.000158121],{&quot;alloc_count&quot;:127,&quot;starttime&quot;:1322616279,&quot;uptime&quot;:1,&quot;version&quot;:&quot;1.2.8-9-gbf05b82&quot;,&quot;n_queries&quot;:0,&quot;cache_hit_rate&quot;:0.0,&quot;command_version&quot;:1,&quot;default_command_version&quot;:1,&quot;max_command_version&quot;:2}]
+[[0,1332484898.47079,0.000113010406494141],{&quot;alloc_count&quot;:151,&quot;starttime&quot;:1332484898,&quot;uptime&quot;:0,&quot;version&quot;:&quot;2.0.0-250-g5a3cf19&quot;,&quot;n_queries&quot;:0,&quot;cache_hit_rate&quot;:0.0,&quot;command_version&quot;:1,&quot;default_command_version&quot;:1,&quot;max_command_version&quot;:2}]
 </pre></div>
 </div>
-<p>以上のように、コマンドの実行結果は基本的にjson形式の配列として返却されます。配列の先頭には、エラーコードや実行時間などの情報が入ります。2番目の要素には、コマンドによって指定された操作の実行結果が入ります。</p>
+<p>以上のように、コマンドの実行結果は基本的にjson形式の配列として返却されます。配列の先頭には、エラーコードや実行時間などの情報が入ります。2番目の要素には、指示された操作の実行結果が入ります。</p>
 </div>
 <div class="section" id="command-format">
 <h2>4.1.3. コマンドの書式<a class="headerlink" href="#command-format" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
@@ -119,7 +119,7 @@ Form_2: COMMAND --NAME_1 VALUE_1 --NAME_2 VALUE_2 ..
 </div>
 <p>書式1では値を適切な順番で渡す必要があります。このような引数は、位置によって値の意味が決まるため、位置固定引数などと呼ばれることもあります。</p>
 <p>書式2では値を名前と一緒に渡します。そのため、任意の順序で引数を指定することができます。このような引数は、名前付き引数やキーワード引数と呼ばれることもあります。</p>
-<p>空白や特殊な記号「&quot;'()」を含む値を指定したいときは、シングルクォート(')かダブルクォート(&quot;)で値を囲むようにしてください。</p>
+<p>空白や特殊な記号（ダブルクォート、シングルクォート、および丸括弧）を含む値を指定したいときは、シングルクォート(')かダブルクォート(&quot;)で値を囲むようにしてください。</p>
 <p>詳しくは、 <a class="reference internal" href="../executables/groonga.html"><em>groonga実行ファイル</em></a> のコマンドの項を参考にしてください。</p>
 </div>
 <div class="section" id="basic-commands">
@@ -147,65 +147,41 @@ Form_2: COMMAND --NAME_1 VALUE_1 --NAME_2 VALUE_2 ..
 <h2>4.1.5. テーブルの作成<a class="headerlink" href="#create-a-table" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
 <p><a class="reference internal" href="../commands/table_create.html"><em>table_create</em></a> コマンドを使用してテーブルを作成します。</p>
 <p>groongaのテーブルには基本的に主キーが必要であり、テーブルを作成する際には型と格納方法も併せて指定する必要があります。</p>
-<p>型については後で説明するので、ここではデータの種類を表しているものという程度に考えてください。主キーの格納方法は、主キーを条件とする検索にかかる時間や、前方一致検索の可否などを左右します。こちらも後で説明します。</p>
-<p>それでは、'Site'という名前のテーブルを作成してみましょう。主キーについては、型がShortTextで格納方法はHASHとしています。</p>
+<p>型には数値や文字列などがあります。ここではデータの種類を表しているものという程度に考えてください。詳細は <a class="reference internal" href="../type.html"><em>データ型</em></a> に記述されています。主キーの格納方法は、主キーを条件とする検索にかかる時間や、前方一致検索の可否などを左右します。こちらも後で説明します。</p>
+<p>それでは、テーブルを作成してみましょう。以下の例では、主キーのあるテーブルを作成します。 <cite>name</cite> 引数はテーブルの引数を指定します。 <cite>flags</cite> 引数は主キーの格納方法を指定するために使っています。 <cite>key_type</cite> 引数は主キーの型を指定します。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; table_create --name Site --flags TABLE_HASH_KEY --key_type ShortText
-[[0,1322616280.60791,0.01234375],true]
+[[0,1332484898.674,0.0103404521942139],true]
 </pre></div>
 </div>
+<p>実行結果の第2要素は、操作が成功したことを示しています。</p>
 </div>
 <div class="section" id="view-a-table">
 <h2>4.1.6. テーブルの表示<a class="headerlink" href="#view-a-table" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
 <p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドを用いて、テーブルの中身を表示することができます。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site
-[[0,1322616280.82196,0.000451873],[[[0],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;]]]]]
+[[0,1332484898.88587,0.000526189804077148],[[[0],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;]]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>selectにテーブル名のみを指定すると、指定したテーブルの中身を10件まで表示します。実行結果の[0]はテーブルに含まれるレコードの数を示しています。今回は何も登録されていないため0件です。レコード数の次に表示されている配列はテーブルの構成を示しています。[&quot;_id&quot;,&quot;Uint32&quot;]はUInt32型の値を持つ'_id'という名前のカラム、[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;]はShortText型の値を持つ'_key'という名前のカラムをそれぞれ表しています。</p>
-<p>table_createコマンドで作成したテーブルには、最初から'_id', '_key'という2つのカラムがあります。'_id'はgroongaが自動的に付与するID番号が格納されるカラムです。'_key'は主キーが格納されるカラムです。これらのカラム名を変更することはできません。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> にテーブル名のみを指定すると、指定したテーブルの中身を10件まで表示します。実行結果の[0]はテーブルに含まれるレコードの数を示しています。今回は何も登録されていないため0件です。レコード数の次に表示されている配列はテーブルの構成を示しています。[&quot;_id&quot;,&quot;Uint32&quot;]はUInt32型の値を持つ_idという名前のカラム、[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;]はShortText型の値を持つ_keyという名前のカラムをそれぞれ表しています。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/table_create.html"><em>table_create</em></a> コマンドで作成したテーブルには、最初から_id, _keyという2つのカラムがあります。_idはgroongaが自動的に付与するID番号が格納されるカラムです。_keyは主キーが格納されるカラムです。これらのカラム名を変更することはできません。</p>
 </div>
 <div class="section" id="create-a-column">
 <h2>4.1.7. カラムの作成<a class="headerlink" href="#create-a-column" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
 <p><a class="reference internal" href="../commands/column_create.html"><em>column_create</em></a> コマンドを用いて、カラムを作成することができます。</p>
-<p>ここでは、ShortText型の値を持つ'title'という名前のカラムを'Site'テーブルに追加してみましょう。</p>
+<p>それでは、カラムを作成してみましょう。以下の例では、新しいカラムをSiteテーブルに追加します。 <cite>table</cite> 引数はテーブルの名前を指定します。 <cite>name</cite> 引数は新しいカラムの名前を指定します。 <cite>type</cite> 引数はカラムに格納する値の型を指定します。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; column_create --table Site --name title --flags COLUMN_SCALAR --type ShortText
-[[0,1317212712.91734,0.077833747],true]
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; column_create --table Site --name title --type ShortText
+[[0,1332484899.08879,0.00948214530944824],true]
 &gt; select --table Site
-[[0,1317212713.19572,0.000121119],[[[0],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]]]]]
-</pre></div>
-</div>
-<p>COLUMN_SCALAR は'comment'を通常のカラムとして作成することを指示しています。</p>
-</div>
-<div class="section" id="create-a-lexicon-table-for-full-text-searches">
-<h2>4.1.8. 全文検索用の語彙表の作成<a class="headerlink" href="#create-a-lexicon-table-for-full-text-searches" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>そろそろ全文検索の使い方について見ていきましょう。</p>
-<p>groongaでは転置インデックスを使って高速な全文検索を実現しています。そのため、まずは転置インデックスとして用いるテーブルを作成する必要があります。テーブルの内容は、文書に含まれる単語やN-gramなどの索引語を主キーとして、各カラムに索引語の位置情報を格納するという構成になります。結果として、主キーのカラムは全文検索における語彙表の役割を果たします。</p>
-<p>以下の例では、'Terms'という名前のテーブルを転置インデックスとして作成しています。索引語を格納するため、主キーの型はShortTextです。</p>
-<p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; table_create --name Terms --flags TABLE_PAT_KEY|KEY_NORMALIZE --key_type ShortText --default_tokenizer TokenBigram
-[[0,1317212713.39679,0.092312046],true]
-</pre></div>
-</div>
-<p>この実行例には、多くのパラメータが指定されています。本チュートリアルでは、これらをすべて理解する必要はありません。以下に簡単な説明を記しますが、読み飛ばしてもらってかまいません。</p>
-<p>実行例にあるTABLE_PAT_KEY|KEY_NORMALIZEという値は、主キー値をパトリシア木に格納することと、各索引語を正規化して登録することを示しています。また、default_tokenizerというパラメータには、検索の対象となる文書をトークナイズする方式を与えるようになっています。この例では、一般的にN-gramと呼ばれるインデックス方式に対応するTokenBigramを指定しています。</p>
-</div>
-<div class="section" id="create-an-index-column-for-full-text-search">
-<h2>4.1.9. 全文検索用のインデックスカラムの作成<a class="headerlink" href="#create-an-index-column-for-full-text-search" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>次に必要なのは、インデックス型のカラムを作成することです。このカラムは、関連付けられたカラムに対する全文検索に利用されます。つまり、全文検索を行いたいカラムに対してインデックスを作成することに相当します。</p>
-<p>それでは、Siteテーブルのtitleカラムを全文検索の対象とするべく、インデックス型のカラムを作成してみましょう。</p>
-<p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; column_create --table Terms --name blog_title --flags COLUMN_INDEX|WITH_POSITION --type Site --source title
-[[0,1317212713.68994,0.19739078],true]
+[[0,1332484899.29974,0.000299215316772461],[[[0],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>Siteテーブルのtitleカラムを検索対象とする、'blog_title'という名前のインデックス型カラムをTermsテーブルに作成しました。インデックス対象となるテーブルをtypeに、インデックス対象となるカラムをsourceに指定します。実行例のflagsのCOLUMN_INDEX|WITH_POSITIONという値は、索引語の位置情報を格納するインデックス型のカラムであることを示しています。通常の全文検索インデックスでは、COLUMN_INDEX|WITH_POSITIONを指定してください。索引語の位置情報を格納する意味については、本チュートリアルでは触れません。</p>
 </div>
-<div class="section" id="load-data">
-<h2>4.1.10. データのロード<a class="headerlink" href="#load-data" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p><a class="reference internal" href="../commands/load.html"><em>load</em></a> コマンドを使用します。loadコマンドでは、json形式で受け取ったデータをテーブルに格納します。</p>
+<div class="section" id="load-records">
+<h2>4.1.8. データのロード<a class="headerlink" href="#load-records" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/load.html"><em>load</em></a> コマンドは、JSON形式のレコードを受け取り、テーブルに格納します。</p>
 <p>以下の例では9つのレコードをSiteテーブルに格納します。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; load --table Site
@@ -220,101 +196,131 @@ Form_2: COMMAND --NAME_1 VALUE_1 --NAME_2 VALUE_2 ..
 &gt; {&quot;_key&quot;:&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;title&quot;:&quot;test test record eight.&quot;},
 &gt; {&quot;_key&quot;:&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;title&quot;:&quot;test test record nine.&quot;},
 &gt; ]
-[[0,1317212714.08816,2.203527402],9]
+[[0,1332484899.50234,2.20460820198059],9]
 </pre></div>
 </div>
-<p>selectコマンドで、データが入っていることを確認しましょう。</p>
+<p>実行結果の第2要素はロードされたレコードの数を示しています。上記の操作では、すべてのレコードを問題なくロードできています。</p>
+<p>念のため、データが入っていることを確認してみましょう。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site
-[[0,1317212716.49285,0.000270908],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;],[7,&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;]]]]
+[[0,1332484901.90868,0.000381231307983398],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;],[7,&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
 </div>
-<div class="section" id="search-data">
-<h2>4.1.11. データの検索<a class="headerlink" href="#search-data" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>データの準備もできたので全文検索を試してみたいところですが、その前に、'_id'カラムと'_key'カラムを用いた検索を行ってみましょう。これらのカラムは値を指定すればレコードが一意に決まります。</p>
-<p>selectコマンドにおいて、queryパラメータを用いるとデータの検索を行うことができます。</p>
+<div class="section" id="get-a-record">
+<h2>4.1.9. レコードの取得<a class="headerlink" href="#get-a-record" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドを用いて、テーブルの中身を表示することができます。</p>
+<p><cite>query</cite> 引数を使って検索条件が指定された場合、 <a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドは検索条件に適合するレコードを検索し、検索結果を出力します。</p>
+<p>それでは、IDを指定してレコードを取り出してみましょう。以下の例では、Siteテーブルの先頭レコードを取り出します。正確には、 <cite>query</cite> 引数を使って _id カラムに1が格納されているレコードを要求しています。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query _id:1
-[[0,1317212716.69871,0.000308514],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+[[0,1332484902.11683,0.000809431076049805],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+</pre></div>
+</div>
+<p>次に、主キーを指定してレコードを取り出してみましょう。以下の例では、主キーが &quot;<a class="reference external" href="http://example.org/">http://example.org/</a>&quot; のキーを取り出します。正確には、 <cite>query</cite> 引数を使って _key カラムに &quot;<a class="reference external" href="http://example.org/">http://example.org/</a>&quot; が格納されているレコードを要求しています。</p>
+<p>実行例:</p>
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query &#39;_key:&quot;http://example.org/&quot;&#39;
+[[0,1332484902.32106,0.000850200653076172],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+</pre></div>
+</div>
+</div>
+<div class="section" id="create-a-lexicon-table-for-full-text-search">
+<h2>4.1.10. 全文検索用の語彙表の作成<a class="headerlink" href="#create-a-lexicon-table-for-full-text-search" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p>そろそろ全文検索の使い方について見ていきましょう。</p>
+<p>groongaでは転置インデックスを使って高速な全文検索を実現しています。そのため、まずは転置インデックスとして用いるテーブルを作成する必要があります。テーブルの内容は、文書に含まれる単語やN-gramなどの索引語を主キーとして、各カラムに索引語の位置情報を格納するという構成になります。結果として、主キーのカラムは全文検索における語彙表の役割を果たします。</p>
+<p>以下の例では、Termsという名前のテーブルを転置インデックスの語彙表として作成しています。索引語を格納するため、主キーの型はShortTextです。</p>
+<p>実行例:</p>
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; table_create --name Terms --flags TABLE_PAT_KEY|KEY_NORMALIZE --key_type ShortText --default_tokenizer TokenBigram
+[[0,1332484902.52532,0.00777173042297363],true]
 </pre></div>
 </div>
-<p>queryパラメータに与えた「_id:1」というのは、'_id'という名前のカラムに'1'という値が入っているレコードを検索する、という意味です。</p>
-<p>_keyでも検索してみましょう。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/table_create.html"><em>table_create</em></a> には多くの引数が指定されているものの、本チュートリアルではすべてを理解する必要はありません。以下に簡単な説明を述べますが、読み飛ばしてもらってかまいません。</p>
+<p>TABLE_PAT_KEYフラグは、主キーをパトリシア木に格納することを指示しています。KEY_NORMALIZEフラグは、索引語を正規化して登録することを指示しています。 <cite>default_tokenizer</cite> 引数には、検索対象の文書をトークナイズする方式を指定するようになっています。上記の例では、一般的にN-gramと呼ばれるインデックス方式に対応するTokenBigramを指定しています。</p>
+</div>
+<div class="section" id="create-an-index-column-for-full-text-search">
+<h2>4.1.11. 全文検索用のインデックスカラムの作成<a class="headerlink" href="#create-an-index-column-for-full-text-search" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p>次に必要なのは、インデックス型のカラムを作成することです。このカラムは、関連付けられたカラムに対する全文検索に利用されます。つまり、全文検索を行いたいカラムに対してインデックスを作成することに相当します。</p>
+<p>それでは、インデックスカラムを作成してみましょう。以下の例では、Siteテーブルのカラムに対するインデックスカラムを作成します。それでは、Siteテーブルのtitleカラムを全文検索の対象とするべく、インデックス型のカラムを作成してみましょう。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query &quot;_key:\&quot;http://example.org/\&quot;&quot;
-[[0,1317212716.9005,0.000478343],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; column_create --table Terms --name blog_title --flags COLUMN_INDEX|WITH_POSITION --type Site --source title
+[[0,1332484902.73511,0.0202178955078125],true]
 </pre></div>
 </div>
-<p>queryパラメータに与えた「_key:&quot;<a class="reference external" href="http://example.org/">http://example.org/</a>&quot;」というのは、'_key'という名前のカラムに'&quot;<a class="reference external" href="http://example.org/">http://example.org/</a>&quot;'という値が入っているレコードを検索する、という意味です。</p>
+<p><cite>table</cite> 引数は語彙表を指定し、 <cite>name</cite> 引数はインデックスカラムを指定します。また、 <cite>type</cite> 引数はインデックスの対象となるテーブルを指定し、 <cite>source</cite> 引数はインデックスの対象となるカラムを指定します。COLUMN_INDEXフラグはインデックスカラムの作成を指示し、WITH_POSITIONフラグは各索引語の位置情報をインデックスに含めることを指示します。一般的な全文検索インデックスを作成したいときは、COLUMN_INDEX|WITH_POSITIONを指定してください。索引語の位置情報については、本チュートリアルでは触れません。</p>
+<div class="admonition note">
+<p class="first admonition-title">ノート</p>
+<p class="last">語彙表とインデックスカラムを作成するタイミングは、データをロードする前後のどちらでも問題ありません。データをロードした後でインデックスを作成し、さらに新しいデータをロードすることもできます。インデックスの作成を指示したタイミングでレコードが既に存在するときは、静的にインデックスを作成します。一方、インデックスを作成した後で追加されたレコードについては、動的にインデックスを更新します。</p>
+</div>
 </div>
 <div class="section" id="full-text-search">
 <h2>4.1.12. 全文検索<a class="headerlink" href="#full-text-search" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>queryパラメータでは、インデックスを用いた全文検索を行うこともできます。</p>
+<p>インデックスを作成したことにより、 <a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドによる全文検索が可能になります。</p>
+<p>全文検索のクエリは <cite>query</cite> 引数により指定することができます。以下の例では、titleカラムに &quot;this&quot; という文字列が含まれているレコードを検索します。 <cite>query</cite> 引数に含まれる '&#64;' は、全文検索を指示しています。語彙表の作成において KEY_NORMALIZE フラグを指定したときは、全角・半角や大文字・小文字などの違いが吸収されることに注意してください。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query title:@this
-[[0,1317212717.10303,0.000581287],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+[[0,1332484902.95678,0.000878334045410156],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>queryパラメータに与えた「title:&#64;this」は、'title'という名前のカラムに'this'という文字列が含まれているレコードを検索する、という意味を持ちます。この例では1つのレコードが検索条件に該当しています。転置インデックスを作成するときにKEY_NORMALIZEという値を指定したため、大文字と小文字の違いが吸収されていることに注意してください。</p>
-<p>selectコマンドには、match_columnsというパラメータが存在します。このパラメータはデフォルトで検索対象にするカラムを指定するもので、カラム名を指定しない検索条件にのみ適用されます。[1]_</p>
-<p>match_columnsパラメータに'title'、queryパラメータに'this'という文字列を指定すると、上記のクエリと同じ結果を得ることができます。</p>
+<p>上記の例では、&quot;This&quot; という単語を含む先頭レコードのみが検索条件に適合します。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドには、 <cite>match_columns</cite> という引数が存在します。このパラメータはデフォルトで検索対象にするカラムを指定するもので、カラム名を指定しない検索条件にのみ適用されます。 <a class="footnote-reference" href="#id2" id="id1">[1]</a></p>
+<p>&quot;<cite>--match_columns</cite> title&quot; と &quot;<cite>--query</cite> this&quot; の組み合わせを指定すると、 &quot;<cite>--query</cite> title:&#64;this&quot; を指定したときと同じ検索条件になります。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --match_columns title --query this
-[[0,1317212717.30596,0.000716439],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+[[0,1332484903.16096,0.000757932662963867],[[[1],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
 </div>
 <div class="section" id="specify-output-columns">
 <h2>4.1.13. 出力カラムの指定<a class="headerlink" href="#specify-output-columns" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>selectコマンドにおいて、output_columnsパラメータを用いることで、検索結果に含めるカラムを指定することができます。複数のカラムを指定する場合は、カンマ(,)区切りで指定します。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドにおいて <cite>output_columns</cite> 引数を用いることで、検索結果に含めるカラムを指定することができます。複数のカラムを指定するときは、カンマ（,）区切りでカラムを列挙します。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --output_columns _key,title,_score --query title:@test
-[[0,1317212717.50916,0.00060758],[[[9],[[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;]],[&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;,1],[&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;,1],[&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;,2],[&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;,1],[&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;,3],[&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;,4],[&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;,3],[&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;,2],[&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;,2]]]]
+[[0,1332484903.36506,0.000709056854248047],[[[9],[[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;]],[&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;,1],[&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;,1],[&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;,2],[&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;,1],[&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;,3],[&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;,4],[&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;,3],[&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;,2],[&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;,2]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>この例では、「_score」という名前のカラムを含む3つのカラムを指定しています。「_score」という名前のカラムはgroongaの検索結果に含まれるカラムです。このカラムには、全文検索の条件に合致する文書ほど高い数値が入ります。</p>
+<p>上記の例では、_scoreカラムを含む3つのカラムを指定しています。_scoreカラムはgroongaの検索結果に含まれるカラムであり、全文検索の条件に合致するレコードほど高い数値が入ります。</p>
 </div>
 <div class="section" id="specify-output-ranges">
 <h2>4.1.14. 表示範囲指定<a class="headerlink" href="#specify-output-ranges" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>selectコマンドにおいて、offset,limitパラメータを用いることで、検索結果から指定された範囲のみを表示することができます。大量の検索結果をページで分けて、1ページ分のみを表示したい場合に有用です。</p>
-<p>offsetパラメータには、検索結果を返す始点を指定します。1件目から結果を返す場合には、0を指定します。limitパラメータには、検索結果の表示件数を指定します。</p>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドにおいて <cite>offset</cite> 引数と <cite>limit</cite> 引数を用いることで、検索結果の一部のみを表示することができます。大量の検索結果を分割してページ単位で表示したい場合などに有用です。</p>
+<p><cite>offset</cite> 引数には、検索結果における始点を指定します。検索結果の1件目が必要な場合、 <cite>offset</cite> 引数を省略するか、0を指定するようにしてください。 <cite>limit</cite> 引数には、検索結果の表示件数を指定します。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --offset 0 --limit 3
-[[0,1317212717.71574,0.000238544],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;]]]]
+[[0,1332484903.57505,0.000303268432617188],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;]]]]
 &gt; select --table Site --offset 3 --limit 3
-[[0,1317212717.91925,0.00023617],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;]]]]
+[[0,1332484903.77936,0.000320196151733398],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;]]]]
 &gt; select --table Site --offset 7 --limit 3
-[[0,1317212718.12219,0.00019999],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;]]]]
+[[0,1332484903.98409,0.000294685363769531],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
 </div>
-<div class="section" id="sort">
-<h2>4.1.15. 並び替え<a class="headerlink" href="#sort" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
-<p>selectコマンドにおいて、sortbyパラメータを用いることで、検索結果を並び替えることができます。</p>
-<p>sortbyパラメータにカラム名を指定することで、そのカラムの値で昇順にソートします。また、カラム名の前にハイフン（-）を付けることで、降順にソートすることもできます。</p>
+<div class="section" id="sort-a-search-result">
+<h2>4.1.15. 検索結果の並べ替え<a class="headerlink" href="#sort-a-search-result" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h2>
+<p><a class="reference internal" href="../commands/select.html"><em>select</em></a> コマンドに <cite>sortby</cite> 引数を渡すことにより、検索結果を並べ替えることができます。</p>
+<p><cite>sortby</cite> 引数には、整列の基準として用いるカラムを指定します。検索結果は指定したカラムの値が昇順になるように並べ替えられます。 <cite>sortby</cite> 引数の中でカラム名の前にハイフン（-）を付けることにより、降順に並べ替えることもできます。</p>
+<p>以下の例では、Siteテーブルのレコードを逆順に表示しています。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --sortby -_id
-[[0,1317212718.32565,0.000385755],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[7,&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
+[[0,1332484904.18805,0.000293493270874023],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_key&quot;,&quot;ShortText&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[9,&quot;http://example.com/vdw&quot;,&quot;test test record nine.&quot;],[8,&quot;http://example.org/gat&quot;,&quot;test test record eight.&quot;],[7,&quot;http://example.net/atv&quot;,&quot;test test test record seven.&quot;],[6,&quot;http://example.com/rab&quot;,&quot;test test test test record six.&quot;],[5,&quot;http://example.org/aba&quot;,&quot;test test test record five.&quot;],[4,&quot;http://example.net/afr&quot;,&quot;test record four.&quot;],[3,&quot;http://example.com/&quot;,&quot;test test record three.&quot;],[2,&quot;http://example.net/&quot;,&quot;test record 2.&quot;],[1,&quot;http://example.org/&quot;,&quot;This is test record 1!&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>出力カラムの指定で紹介した「_score」カラムは、ソートの条件としても使うことができます。</p>
+<p>次の例では、_scoreカラムを整列の基準とすることにより、検索結果のランキングをおこなっています。検索結果はクエリとの関連性が高い順に並べ替えられます。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query title:@test --output_columns _id,_score,title --sortby _score
-[[0,1317212718.5331,0.000667311],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,1,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,1,&quot;test record 2.&quot;],[4,1,&quot;test record four.&quot;],[3,2,&quot;test test record three.&quot;],[9,2,&quot;test test record nine.&quot;],[8,2,&quot;test test record eight.&quot;],[7,3,&quot;test test test record seven.&quot;],[5,3,&quot;test test test record five.&quot;],[6,4,&quot;test test test test record six.&quot;]]]]
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query title:@test --output_columns _id,_score,title --sortby -_score
+[[0,1332484904.39402,0.000802755355834961],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[6,4,&quot;test test test test record six.&quot;],[5,3,&quot;test test test record five.&quot;],[7,3,&quot;test test test record seven.&quot;],[8,2,&quot;test test record eight.&quot;],[3,2,&quot;test test record three.&quot;],[9,2,&quot;test test record nine.&quot;],[1,1,&quot;This is test record 1!&quot;],[4,1,&quot;test record four.&quot;],[2,1,&quot;test record 2.&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
-<p>ソートするカラム名を複数指定したい場合は、カンマ(,)区切りで指定します。複数のカラムを指定した場合、最初のカラムで同一の値のレコードがあった場合に、次のカラムの値でソートさせることができます。</p>
+<p>整列の基準となるカラムを複数指定したいときは、カンマ（,）区切りでカラムを列挙します。複数のカラムを指定したときは、最初のカラムを基準として整列した後、最初のカラムに同じ値が格納されているレコードを次のカラムを基準として整列します。</p>
 <p>実行例:</p>
-<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query title:@test --output_columns _id,_score,title --sortby _score,_id
-[[0,1317212718.73819,0.00069225],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[1,1,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,1,&quot;test record 2.&quot;],[4,1,&quot;test record four.&quot;],[3,2,&quot;test test record three.&quot;],[8,2,&quot;test test record eight.&quot;],[9,2,&quot;test test record nine.&quot;],[5,3,&quot;test test test record five.&quot;],[7,3,&quot;test test test record seven.&quot;],[6,4,&quot;test test test test record six.&quot;]]]]
+<div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select --table Site --query title:@test --output_columns _id,_score,title --sortby -_score,_id
+[[0,1332484904.60132,0.000498056411743164],[[[9],[[&quot;_id&quot;,&quot;UInt32&quot;],[&quot;_score&quot;,&quot;Int32&quot;],[&quot;title&quot;,&quot;ShortText&quot;]],[6,4,&quot;test test test test record six.&quot;],[5,3,&quot;test test test record five.&quot;],[7,3,&quot;test test test record seven.&quot;],[3,2,&quot;test test record three.&quot;],[8,2,&quot;test test record eight.&quot;],[9,2,&quot;test test record nine.&quot;],[1,1,&quot;This is test record 1!&quot;],[2,1,&quot;test record 2.&quot;],[4,1,&quot;test record four.&quot;]]]]
 </pre></div>
 </div>
 <p class="rubric">脚注</p>
-<table class="docutils footnote" frame="void" id="id1" rules="none">
+<table class="docutils footnote" frame="void" id="id2" rules="none">
 <colgroup><col class="label" /><col /></colgroup>
 <tbody valign="top">
-<tr><td class="label">[1]</td><td>現在のバージョンでは、全文検索インデックスが存在する場合にのみ、match_columnsパラメータを利用することができます。通常のカラムでの絞り込みには利用できません。</td></tr>
+<tr><td class="label"><a class="fn-backref" href="#id1">[1]</a></td><td>現在のバージョンでは、全文検索インデックスが存在する場合にのみ、 <cite>match_columns</cite> 引数を利用することができます。通常のカラムでの絞り込みには利用できません。</td></tr>
 </tbody>
 </table>
 </div>
@@ -336,14 +342,14 @@ Form_2: COMMAND --NAME_1 VALUE_1 --NAME_2 VALUE_2 ..
 <li><a class="reference internal" href="#create-a-table">4.1.5. テーブルの作成</a></li>
 <li><a class="reference internal" href="#view-a-table">4.1.6. テーブルの表示</a></li>
 <li><a class="reference internal" href="#create-a-column">4.1.7. カラムの作成</a></li>
-<li><a class="reference internal" href="#create-a-lexicon-table-for-full-text-searches">4.1.8. 全文検索用の語彙表の作成</a></li>
-<li><a class="reference internal" href="#create-an-index-column-for-full-text-search">4.1.9. 全文検索用のインデックスカラムの作成</a></li>
-<li><a class="reference internal" href="#load-data">4.1.10. データのロード</a></li>
-<li><a class="reference internal" href="#search-data">4.1.11. データの検索</a></li>
+<li><a class="reference internal" href="#load-records">4.1.8. データのロード</a></li>
+<li><a class="reference internal" href="#get-a-record">4.1.9. レコードの取得</a></li>
+<li><a class="reference internal" href="#create-a-lexicon-table-for-full-text-search">4.1.10. 全文検索用の語彙表の作成</a></li>
+<li><a class="reference internal" href="#create-an-index-column-for-full-text-search">4.1.11. 全文検索用のインデックスカラムの作成</a></li>
 <li><a class="reference internal" href="#full-text-search">4.1.12. 全文検索</a></li>
 <li><a class="reference internal" href="#specify-output-columns">4.1.13. 出力カラムの指定</a></li>
 <li><a class="reference internal" href="#specify-output-ranges">4.1.14. 表示範囲指定</a></li>
-<li><a class="reference internal" href="#sort">4.1.15. 並び替え</a></li>
+<li><a class="reference internal" href="#sort-a-search-result">4.1.15. 検索結果の並べ替え</a></li>
 </ul>
 </li>
 </ul>
@@ -353,7 +359,7 @@ Form_2: COMMAND --NAME_1 VALUE_1 --NAME_2 VALUE_2 ..
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 <h3>4.10.3.10. 投稿時間でコメント検索<a class="headerlink" href="#id12" title="このヘッドラインへのパーマリンク">¶</a></h3>
-<p>コメントの投稿時間で検索をします。Time型については <a class="reference internal" href="data.html"><em>さまざまな種類をもったデータの保存</em></a> で扱っています。
+<p>コメントの投稿時間で検索をします。Time型については <a class="reference internal" href="data.html"><em>いろいろなデータの保存</em></a> で扱っています。
 この例では、指定した時間よりも前に投稿されているコメントを検索します。</p>
 <p>実行例:</p>
 <div class="highlight-none"><div class="highlight"><pre>&gt; select Comments --filter &#39;last_modified&lt;=1268802000&#39; --output_columns posted_by.name,comment,last_modified --drilldown hash_tags,posted_by