adlint 1.14.0 → 1.16.0

data/share/doc/users_guide_ja.texi

@@ -2,7 +2,7 @@
 @setfilename users_guide_ja.info
 @documentlanguage ja
 @documentencoding utf-8
-@settitle AdLint 1.14.0 利用者ガイド
+@settitle AdLint 1.16.0 利用者ガイド
 
 @copying
 Copyright (C) 2010-2012, OGIS-RI Co.,Ltd.
@@ -2719,7 +2719,7 @@ context_line
 * W0689::#line 指令の構文が `#line 汎整数定数 "文字列"' の形式と合っていません。
 * W0690::#line 指令の後に行番号が記述されていません。
 * W0691::`##' 演算子の結果が有効な前処理字句ではありません。
-* W0692::関数形式マクロに実引数が与えられていません。
+* W0692::関数形式マクロ `%s' に実引数が与えられていません。
 * W0693::関数形式マクロがその定義よりも少ない実引数で呼び出されています。
 * W0694::`assert' という名称の関数を呼び出す目的で、assert マクロが抑制されています。未定義の結果になります。
 * W0695::assert マクロを #undef してその名前の関数を呼び出しできるようにすると、未定義の結果になります。
@@ -2855,7 +2855,7 @@ context_line
 * W1037::外部結合をもつ `%s' が、二つ以上宣言されていますが互換性がありません。
 * W1039::変換指定子に `ll' が使われています。
 * W1040::前処理指令の後に認識できない文字列が記述されています。
-* W1041::`#%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
+* W1041::`%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
 * W1042::前処理指令の中で sizeof 演算子を使っています。これは言語拡張です。
 * W1043::`@@ address' は、ISO C 標準規格ではサポートされていません。言語拡張と見なします。
 * W1044::文を包含する式は ISO C 標準規格ではサポートされていません。言語拡張と見なします。
@@ -26609,15 +26609,13 @@ void func(void)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 未定義の動作のため、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define MACRO(x) #x
+const char *str = MACRO(foo\); /* W0643 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -26631,7 +26629,7 @@ void func(void)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0644
 @section W0644
@@ -26714,15 +26712,12 @@ void a;
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 未定義の動作のため、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+static const char *str = "foo" L"bar"; /* W0646 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -26736,7 +26731,7 @@ void a;
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0649
 @section W0649
@@ -28991,15 +28986,14 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は、未定義の動作のため、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define MACRO(a, b) a ## b
+
+double d = (double) MACRO(-, 123); /* W0691 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -29013,7 +29007,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0692
 @section W0692
@@ -29021,19 +29015,18 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection メッセージ本文
 
-関数形式マクロに実引数が与えられていません。
+関数形式マクロ `%s' に実引数が与えられていません。
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は、言語制約違反になりますので、移植性を低下させます。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define MACRO(a) #a
+
+const char *s = (char *) MACRO(); /* W0692 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -29044,7 +29037,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0693
 @section W0693
@@ -29069,7 +29062,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 @subsection 関連メッセージ
 
 @itemize
-@item @ref{W0692} 関数形式マクロに実引数が与えられていません。
+@item @ref{W0692} 関数形式マクロ `%s' に実引数が与えられていません。
 @end itemize
 
 @subsection 対応バージョン
@@ -29086,15 +29079,18 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 @code{assert} という名前の関数を作成すると、未定義の結果になります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#undef assert
+extern void assert(int);
+
+void foo(void)
+{
+    assert("should not be reached" == ""); /* W0694 */
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -29103,7 +29099,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0695
 @section W0695
@@ -32930,14 +32926,14 @@ defined 構文が、`defined(識別子)' あるいは `defined 識別子' のど
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は未定義の動作になります。したがって、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
 @verbatim
-#if defined() /* W0805 */
+#if defined "foo" /* W0805 */
+int i = 0;
+#endif
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -32948,7 +32944,7 @@ defined 構文が、`defined(識別子)' あるいは `defined 識別子' のど
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0806
 @section W0806
@@ -33124,15 +33120,16 @@ int foo(int i, int j) {
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は、未定義の動作のため、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define COND defined(FOO)
+
+#if COND /* W0811 */
+int i = 0;
+#endif
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -33141,7 +33138,7 @@ int foo(int i, int j) {
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W0827
 @section W0827
@@ -33952,27 +33949,34 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような前処理指令の記述は、ISO C90 標準規格ではサポートされていません。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define TEST
+
+#ifdef TEST
+#if defined(CASE_1)
+int i = 1;
+#elif defined(CASE_2)
+int i = 2;
+#endif CASE /* W1040 */
+#else
+int i = 0;
+#endif TEST /* W1040 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
 
 @itemize
-@item @ref{W1041} `#%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
+@item @ref{W1041} `%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
 @item @ref{W1042} 前処理指令の中で sizeof 演算子を使っています。これは言語拡張です。
 @end itemize
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1041
 @section W1041
@@ -33980,19 +33984,16 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection メッセージ本文
 
-`#%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
+`%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような前処理指令の記述は、ISO C90 標準規格ではサポートされていません。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#compiler_specific_extension 1 2.3 "4" /* W1041 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -34004,7 +34005,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1042
 @section W1042
@@ -34031,7 +34032,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @itemize
 @item @ref{W1040} 前処理指令の後に認識できない文字列が記述されています。
-@item @ref{W1041} `#%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
+@item @ref{W1041} `%s' は、ISO C 標準規格の正式な前処理指令ではありません。
 @end itemize
 
 @subsection 対応バージョン
@@ -34144,15 +34145,15 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 ISO C 規格ではバックスラッシュ文字の後に直接改行文字が続くべきであると規定しています。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+#define FOO(a, b)   /* OK */    \
+    (               /* W1046 */ \ 
+        (a) + (b)   /* W1046 */ \	
+    )
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -34161,7 +34162,7 @@ ISO C 規格ではバックスラッシュ文字の後に直接改行文字が
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1047
 @section W1047
@@ -35245,15 +35246,21 @@ Label2:
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 関数の戻り値が使用されていない場合、その戻り値は無駄な要素といえます。コード中に無駄な要素があることで解析性が低下します。
 また、使用されない戻り値が多いことは、戻り値のチェックも怠っていることが推測されるため、障害許容性が低下している可能性が高いといえます。
 
 @subsection サンプルコード
 
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+extern int bar(void);
+static void foo(void)
+{
+    int i;
+    int j;
+    for (i = 0, bar(); i < 10; i++) { /* W1073 */
+        j = bar(); /* OK */
+    }
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -35262,7 +35269,7 @@ Label2:
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1074
 @section W1074
@@ -35274,15 +35281,23 @@ Label2:
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 サンプルコードで示したソースコードの場合、@code{sizeof} 演算子は式を評価しないため、@code{data++} は実行されません。
 従って @code{data++} が実行されていることが前提だとすると様々な予期しない問題が起きる可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
 @verbatim
-int i = sizeof(data++); /* W1074 */
+static int foo(void)
+{
+    int i = 0;
+
+    if (sizeof(i++) == 4) { /* W1074 */
+        return 0;
+    }
+    else {
+        return 1;
+    }
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -35291,7 +35306,7 @@ int i = sizeof(data++); /* W1074 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1075
 @section W1075
@@ -35303,8 +35318,6 @@ int i = sizeof(data++); /* W1074 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 static 記憶域クラス指定子が明示されていません。
 
 @subsection サンプルコード
@@ -35323,7 +35336,7 @@ int func(void) /* W1075 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1076
 @section W1076
@@ -35335,8 +35348,6 @@ int func(void) /* W1075 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 関数プロトタイプ宣言がないまま static 記憶域クラス指定子付きの関数が定義されています。
 
 @subsection サンプルコード
@@ -35344,8 +35355,7 @@ int func(void) /* W1075 */
 @verbatim
 static int func(void) /* W1076 */
 {
-    ...
-    return ret;
+    return 0;
 }
 @end verbatim
 
@@ -35355,7 +35365,7 @@ static int func(void) /* W1076 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W1077
 @section W1077
@@ -35367,14 +35377,12 @@ static int func(void) /* W1076 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 この配列は、サイズが明示されていません。
 
 @subsection サンプルコード
 
 @verbatim
-extern int array[]; /* W1077 */
+extern int a[]; /* W1077 */
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -35383,7 +35391,7 @@ extern int array[]; /* W1077 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.16.0
 
 @node W9001
 @section W9001