adlint 1.10.0 → 1.12.0

data/share/doc/users_guide_ja.texi

@@ -2,7 +2,7 @@
 @setfilename users_guide_ja.info
 @documentlanguage ja
 @documentencoding utf-8
-@settitle AdLint 1.10.0 利用者ガイド
+@settitle AdLint 1.12.0 利用者ガイド
 
 @copying
 Copyright (C) 2010-2012, OGIS-RI Co.,Ltd.
@@ -2880,8 +2880,21 @@ context_line
 * W1063::戻り値が列挙型の関数から、非定数式が返されています。
 * W1064::列挙型の制御式が使われている switch 文で、整数定数が case ラベルに使われています。
 * W1065::列挙型の制御式が使われている switch 文で、異なる列挙型の値が case ラベルに使われています。
+* W1066::明示的に float 型の複合式の値を double 型に変換しています。
+* W1067::明示的に float 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+* W1068::明示的に double 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+* W1069::この `if-else-if' 文には、末尾の `else' 節がありません。
+* W1070::この `switch' 文には実行経路が 2 つしか無いため、`if-else' 文に変換可能です。
+* W1071::関数 `%s' には複数の終了点があります。
+* W1072::`goto' 文を使用しています。
+* W1073::関数 `%s' の戻り値を破棄しています。
+* W1074::`sizeof' 演算子のオペランドは実行されないため、副作用が発生しません。
+* W1075::`%s' は以前に内部結合として宣言されていますが、この宣言には `static' がありません。
+* W1076::関数 `%s' は内部結合を持ちますが、事前に内部結合として宣言していません。
+* W1077::サイズが省略された配列を宣言しています。
 * W9001::この文には制御が到達しません。
 * W9002::ファイルの末尾に改行文字がありません。
+* W9003::暗黙的に `%s' 型のオブジェクトが異なる型のオブジェクトに変換されています。
 * C0001::この外部識別名 `%s' で警告を検知しました。
 @end menu
 
@@ -29043,7 +29056,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 このような記述は、言語制約違反になりますので、移植性を低下させます。
 
@@ -29061,7 +29074,7 @@ defined 演算子を削除する目的で #undef を使っています。
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0694
 @section W0694
@@ -29912,7 +29925,7 @@ int func(int a)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 認識できない前処理指令を見つけたときの対処方法は処理系定義です。したがって、移植性が低下します。
 
@@ -29929,7 +29942,7 @@ int func(int a)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0726
 @section W0726
@@ -30168,15 +30181,20 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は誤りの可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+extern void func(unsigned int a, unsigned int b,unsigned int c, unsigned int d)
+{
+    int r;
+    r = (a + b) && (c - d); /* W0732 */
+    r = (a * b) && (c / d); /* W0732 */
+
+    r = (a << b) && (c << d); /* W0732 */
+    r = (a >> b) && (c >> d); /* W0732 */
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -30189,7 +30207,7 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.12.0
 
 @node W0733
 @section W0733
@@ -30201,15 +30219,20 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は誤りの可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+extern void func(unsigned int a, unsigned int b,unsigned int c, unsigned int d)
+{
+    int r;
+    r = (a + b) || (c - d); /* W0733 */
+    r = (a * b) || (c / d); /* W0733 */
+
+    r = (a << b) || (c << d); /* W0733 */
+    r = (a >> b) || (c >> d); /* W0733 */
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -30222,7 +30245,7 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.12.0
 
 @node W0734
 @section W0734
@@ -30234,15 +30257,20 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は誤りの可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+extern void func(unsigned int a, unsigned int b, unsigned int c)
+{
+    int r;
+    r = (a + b) && c; /* W0734 */
+    r = (a - b) && c; /* W0734 */
+
+    r = (a << b) || c; /* W0734 */
+    r = (a >> b) || c; /* W0734 */
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -30255,7 +30283,7 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.12.0
 
 @node W0735
 @section W0735
@@ -30267,15 +30295,20 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
-
 このような記述は誤りの可能性があります。
 
 @subsection サンプルコード
 
-@c{未実装}
 @verbatim
-/* 追記予定 */
+extern void func(unsigned int a, unsigned int b, unsigned int c)
+{
+    int r;
+    r = a && (b + c); /* W0735 */
+    r = a && (b - c); /* W0735 */
+
+    r = a || (b >> c); /* W0735 */
+    r = a || (b << c); /* W0735 */
+}
 @end verbatim
 
 @subsection 関連メッセージ
@@ -30288,7 +30321,7 @@ int func(enum Color c)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+1.12.0
 
 @node W0736
 @section W0736
@@ -32165,7 +32198,7 @@ int foo(const int i)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 未定義の拡張表記を使用した場合の動作は未定義です。したがって、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
@@ -32182,7 +32215,7 @@ int foo(const int i)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0785
 @section W0785
@@ -32810,7 +32843,7 @@ struct bar { /* W0801 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 @code{#include <ファイル名>} または @code{#include "ファイル名"} 以外の形式で記述されている @code{#include} 文の動作は未定義になります。
 従って、予期しない動作を引き起こす可能性があります。"
@@ -32830,7 +32863,7 @@ struct bar { /* W0801 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0803
 @section W0803
@@ -32842,7 +32875,7 @@ struct bar { /* W0801 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 このような記述は、未定義の動作のため、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
 
@@ -32859,7 +32892,7 @@ struct bar { /* W0801 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0804
 @section W0804
@@ -33355,7 +33388,7 @@ long long a = 0; /* W0834 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 可変個引数マクロの定義は、言語拡張に該当するため、移植性を低下させます。
 
@@ -33372,7 +33405,7 @@ long long a = 0; /* W0834 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W0947
 @section W0947
@@ -33796,7 +33829,7 @@ int func(void)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 @code{typedef} の再定義は未定義の動作になります。
 
@@ -33815,7 +33848,7 @@ int func(void)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1036
 @section W1036
@@ -33827,7 +33860,7 @@ int func(void)
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 @code{typedef} の再定義は未定義の動作になります。
 
@@ -33846,7 +33879,7 @@ int func(void)
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1037
 @section W1037
@@ -33986,7 +34019,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 このような前処理指令の記述は、ISO C90 標準規格ではサポートされていません。
 
@@ -34006,7 +34039,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1043
 @section W1043
@@ -34018,7 +34051,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 このような構文記述は、ISO C90 標準規格ではサポートされていないため、言語拡張とみなされます。
 
@@ -34038,7 +34071,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1044
 @section W1044
@@ -34082,7 +34115,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 このような構文記述は、ISO C90 標準規格ではサポートされていないため、言語拡張とみなされます。
 
@@ -34102,7 +34135,7 @@ extern long a; /* W1037 */
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1046
 @section W1046
@@ -34172,7 +34205,7 @@ ISO C 規格ではバックスラッシュ文字の後に直接改行文字が
 
 @subsection 内容
 
-@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 以降で出力する予定です。}
 
 マルチバイト文字定数が使用されています。この値やサイズは処理系によって異なるため、移植性が低下します。
 
@@ -34189,7 +34222,7 @@ ISO C 規格ではバックスラッシュ文字の後に直接改行文字が
 
 @subsection 対応バージョン
 
-2.0.0 の予定
+2.0.0 以降の予定
 
 @node W1049
 @section W1049
@@ -34959,6 +34992,392 @@ int func(enum Color c)
 
 1.4.0
 
+@node W1066
+@section W1066
+@cindex W1066
+
+@subsection メッセージ本文
+
+明示的に float 型の複合式の値を double 型に変換しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+例えばサンプルコードでは @code{float} 型変数 @code{a} の 2 乗した値が @code{float} 型の範囲に収まらないことを想定して
+ @code{double} 型変数 @code{b} へ代入しています。しかし、環境によっては @code{a * a} の演算はいったん @code{float} 型として
+結果を出したあとに @code{double} 型にキャストされ、@code{b} へ代入される場合があります。その場合、@code{a} の値によっては精度落ちが起こります。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+void func(float a)
+{
+    double b = (double) (a * a);
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+@itemize
+@item @ref{W1067} 明示的に float 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+@item @ref{W1068} 明示的に double 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+@end itemize
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1067
+@section W1067
+@cindex W1067
+
+@subsection メッセージ本文
+
+明示的に float 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+例えばサンプルコードでは @code{float} 型変数 @code{a} の 2 乗した値が @code{float} 型の範囲に収まらないことを想定して
+ @code{long double} 型変数 @code{b} へ代入しています。しかし、環境によっては @code{a * a} の演算はいったん @code{float} 型として
+結果を出したあとに @code{long double} 型にキャストされ、@code{b} へ代入される場合があります。その場合、@code{a} の値によっては精度落ちが起こります。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+void func(float a)
+{
+    long double b = (long double) (a * a);
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+@itemize
+@item @ref{W1066} 明示的に float 型の複合式の値を double 型に変換しています。
+@item @ref{W1068} 明示的に double 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+@end itemize
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1068
+@section W1068
+@cindex W1068
+
+@subsection メッセージ本文
+
+明示的に double 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+例えばサンプルコードでは @code{double} 型変数 @code{a} の 2 乗した値が @code{double} 型の範囲に収まらないことを想定して
+ @code{long double} 型変数 @code{b} へ代入しています。しかし、環境によっては @code{a * a} の演算はいったん @code{double} 型として
+結果を出したあとに @code{long double} 型にキャストされ、@code{b} へ代入される場合があります。その場合、@code{a} の値によっては精度落ちが起こります。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+void func(double a)
+{
+    long double b = (long double) (a * a);
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+@itemize
+@item @ref{W1066} 明示的に float 型の複合式の値を double 型に変換しています。
+@item @ref{W1067} 明示的に float 型の複合式の値を long double 型に変換しています。
+@end itemize
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1069
+@section W1069
+@cindex W1069
+
+@subsection メッセージ本文
+
+この `if-else-if' 文には、末尾の `else' 節がありません。
+
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+@code{else} 節がないと、 @code{else} 節を書き忘れているのか、 @code{else} 節が発生しない @code{if-else if} 文なのかが分からず、混乱を招きます。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+/* 追記予定 */
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1070
+@section W1070
+@cindex W1070
+
+@subsection メッセージ本文
+
+この `switch' 文には実行経路が 2 つしか無いため、`if-else' 文に変換可能です。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+深刻な問題ではありませんが、通常 @code{switch} 文は 2 つ以上の分岐があることが想定されるので、
+@code{case} 節が 1 つしかない @code{switch} 文では、実行パスの定義漏れが疑われます。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+switch (x) {
+case 1:
+    ...
+    break;
+default:
+    ...
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1071
+@section W1071
+@cindex W1071
+
+@subsection メッセージ本文
+
+関数 `%s' には複数の終了点があります。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+出口となる @code{return} 文が関数内に複数個存在しています。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+int func(int a)
+{
+    if (a == 0) {
+        return 0;
+    }
+    else {
+        return 1; /* W1071 */
+    }
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1072
+@section W1072
+@cindex W1072
+
+@subsection メッセージ本文
+
+`goto' 文を使用しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+ファイル内で @code{goto} 文が使用されています。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+/* 追記予定 */
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1073
+@section W1073
+@cindex W1073
+
+@subsection メッセージ本文
+
+関数 `%s' の戻り値を破棄しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+関数の戻り値が使用されていない場合、その戻り値は無駄な要素といえます。コード中に無駄な要素があることで解析性が低下します。
+また、使用されない戻り値が多いことは、戻り値のチェックも怠っていることが推測されるため、障害許容性が低下している可能性が高いといえます。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+/* 追記予定 */
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1074
+@section W1074
+@cindex W1074
+
+@subsection メッセージ本文
+
+`sizeof' 演算子のオペランドは実行されないため、副作用が発生しません。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+サンプルコードで示したソースコードの場合、@code{sizeof} 演算子は式を評価しないため、@code{data++} は実行されません。
+従って @code{data++} が実行されていることが前提だとすると様々な予期しない問題が起きる可能性があります。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+int i = sizeof(data++); /* W1074 */
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1075
+@section W1075
+@cindex W1075
+
+@subsection メッセージ本文
+
+`%s' は以前に内部結合として宣言されていますが、この宣言には `static' がありません。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+static 記憶域クラス指定子が明示されていません。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+static int func(void);
+int func(void) /* W1075 */
+{
+    ...
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1076
+@section W1076
+@cindex W1076
+
+@subsection メッセージ本文
+
+関数 `%s' は内部結合を持ちますが、事前に内部結合として宣言していません。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+関数プロトタイプ宣言がないまま static 記憶域クラス指定子付きの関数が定義されています。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+static int func(void) /* W1076 */
+{
+    ...
+    return ret;
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
+@node W1077
+@section W1077
+@cindex W1077
+
+@subsection メッセージ本文
+
+サイズが省略された配列を宣言しています。
+
+@subsection 内容
+
+@b{このメッセージは AdLint 2.0.0 で出力する予定です。}
+
+この配列は、サイズが明示されていません。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+extern int array[]; /* W1077 */
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+2.0.0 の予定
+
 @node W9001
 @section W9001
 @cindex W9001
@@ -35042,6 +35461,41 @@ void func(void)
 
 1.0.0
 
+@node W9003
+@section W9003
+@cindex W9003
+
+@subsection メッセージ本文
+
+暗黙的に `%s' 型のオブジェクトが異なる型のオブジェクトに変換されています。
+
+@subsection 内容
+
+変換元または変換先の型が非標準型である暗黙的な変換が発生することを示します。
+
+@subsection サンプルコード
+
+@verbatim
+enum Color { RED, BLUE, GREEN };
+enum Fruit { APPLE, BANANA, ORANGE };
+
+extern void foo(enum Color);
+
+static void bar(void)
+{
+    int i = RED; /* W9003 */
+    foo(ORANGE); /* W9003 */
+}
+@end verbatim
+
+@subsection 関連メッセージ
+
+なし。
+
+@subsection 対応バージョン
+
+1.12.0
+
 @node C0001
 @section C0001
 @cindex C0001